こんにちは、レギュラークラスの清水です。
クラスの中を覗いていただけるページです。クラスの様子やできごと、受講生の制作物をご紹介していきます。
2024年11月23日土曜日
作りたい物を作る
2024年11月9日土曜日
撮影スポットを飾る写本装飾クラス作品たち
写本装飾クラスの小川です。
2024年10月26日土曜日
撮影スポット@スタジオ作品展2024
こんにちは、スタジオ レターアーツの清水裕子です。
作品展が近づくにつれ、レッスン時の指導にも熱さが増しています。
写本装飾クラスのぶん |
今回の展示では、初めての試みとして、受講者(ほぼ)全員のコラボの壁を作ろうと考えています。そもそもの発想は「写真映えするスポットを作ろう」でした。会場全体は撮影禁止なのですが、その壁だけはむしろ「撮って!」「SNSに載せて!」のスポットにできればと、知恵を搾っています。
ポインテッドペンクラスとレギュラークラスのぶん |
写本装飾クラス、ポインテッドペンクラス、レギュラークラスの講師4名で準備しました。これが当日どんな感じのスポットになるかを、どうぞ楽しみに見に来ていただけますと嬉しいです。
2024年10月12日土曜日
用紙について
ポインテッドペンクラス講師の東井です。
12月の作品展に向けて、クラスでは皆さん、作品制作に熱心に取り組まれています。作品制作では、普段のレッスンや練習では使用しない用紙に清書することになります。ポインテッドペンは先の尖ったペン先ですので、表面のなめらかな用紙が書きやすいです。毛ばだちが感じられるような用紙は、ペン先に細かな繊維が引っかかり、ラインが太くなったり、文字の一部に小さなインクだまりができたりします。一見、なめらかで書きやすそうでもそのような場合があり、実際に書いてみないとわかりません。初めて作品を出展される生徒さんには、なるべく早い時期に用紙について説明し、実際に書いてもらうようにしています。
写真は手持ちの用紙の一部です。これらの用紙がポインテッドペンで書きやすいかどうかは、個人差があり、またペン先にもよると思います。自分に合う用紙を見つけたいですが、私の先生は、どんな紙にでも、美しい字を書くのがプロです、と話していました。まだまだ精進が必要です。
2024年9月29日日曜日
スタジオ レターアーツ作品展のお知らせ
こんにちは、スタジオレターアーツの清水裕子です。
具体的なご案内が遅れておりました。第7回スタジオレターアーツ作品展開催のお知らせです。
2024年12月13日(金)-17日(火)
11時-18時(最終日は15時まで)
GALLERY 北野坂
神戸市中央区山本通1-7-17 WALL AVENUE 2,3階
ポスターと案内ハガキもできあがりました。今年6月に新調したスタジオ紹介カードと歩調を合わせたデザインです。
スタジオレターアーツの受講者約50名と、レギュラークラス、ポインテッドペンクラス、写本装飾クラスの講師4名による作品、約70点を展示します。出品者それぞれの日頃の成果をご覧いただき、またカリグラフィー、アルファベット文字芸術の広がりも知っていただくひとつの機会にしていただけましたら幸いです。皆さまのご来場をお待ちしております。
2024年9月16日月曜日
2024年9月3日火曜日
2024年の夏休み
こんにちは。清水裕子です。
ベルギー、Turnhoutでの1週間のワークショップ。Scriptores主催 |
The Cardozo Kindersley Workshopを訪問。Lidaと。 |
それはそれとして、レッスン再開後は12月の作品展に向けた指導に一段と力を込めていきたいと思っています。私の貴重な体験は、おそらく今後、レッスンのクリティーク時など、普段の何気ない時間にポロポロと出てくるのではと思います。どうぞご期待ください。
友人たちと一緒に、敬愛するカリグラファーAnn Hechleを尋ねて。 |
2024年7月25日木曜日
気付きの積み重ね
レギュラークラス講師の清水裕子です。
数回前のこのブログの中で、文字ウェイトについてお家で実践された方のことを紹介しました。それをご覧になった生徒さんが、レッスン時に、私もウェイトを変えた書き方を試してみたいと、意欲的にリクエストして来られました。そしてその日の宿題を後日のレッスンでボードに貼られたのがこのシートです。
2024年7月20日土曜日
作品展に向けて
ポインテッドペンクラス講師の東井です。
今年は作品展イヤーです。クラスの皆さんも精力的に作品制作に取り組まれています。今回の作品展では、私がクラスでレッスンしている3つの書体とフローリッシュをあしらったデザインの4種類、すべての作品が出展予定です。
私自身もクラスの皆さんに負けないよう、そして暑さに負けないよう、作品制作に取り組んでいきます。2024年7月6日土曜日
パーチメント
写本装飾クラス担当の小川百合です。
2024年6月23日日曜日
スタジオ案内カードのリニューアル
こんにちは、スタジオ主宰者の清水裕子です。
今のスタジオでレッスンを始めたのが2008年5月。スタジオ レターアーツでのレッスンも6月から16年目に入りました。15年間使っていたスタジオ案内カードが一昨年の作品展の時にゼロになって1年半。ようやく新たな案内カードができあがりました。以前の、折り畳んだ渋いカードから、明るくて楽しげなカードにガラッと変身です。左から、ポインテッドペンクラス、レギュラークラス、写本装飾クラスの案内。手前はそれぞれの裏面。
デザインをしてくださったすみ かずき さん(SHARELOCAL*)が、3つあるクラスそれぞれ別にするのはどうでしょう?講師の特徴をフルに取り入れたものにしてみるのはどうでしょう?と、アイデアをどんどんと形にして見せてくださり、素敵な栞のようなカードになりました。
2024年6月8日土曜日
ウェイトを変えてみると・・
こんにちは。レギュラークラス講師の清水裕子です。
今回は文字のウェイトの話を少し。
ローマンキャピタルを習得中の生徒さんがウェイトを変えて書く試みをなさっており、これは、実験的な練習シートをお家で完成させて持って来られたものです。
大きな文字の高さは15mm。スピードボールC-1からC-4までを使われていますね。小さな文字は6~7mmや5mmなどの高さ表記があり、同じくC-3からC-5が使われています。
書体はそれぞれに標準的なウェイトというのがありますが、ウェイトに変化をつけて書くことも応用としては必要です。ウェイトを使い分けることで文字の線自体の表情が変化したり、書かれた言葉が発する(音なき)声が変化したりします(するように感じます)。また作品全体にコントラストができるので、面白さという点でもより良いものが期待できます。
この生徒さんは、この実験的な練習をしながら、より重たいウェイト(ヘビーウェイト)の文字にグッときたとおっしゃっていました。結果も大事ですが、過程で感じられること、得られることが、私たちカリグラファーにとっての宝となります。良い実験ができましたね。
2024年5月25日土曜日
小さな文字を書くペン先について
ポインテッドペンクラス講師の東井です。
各々のペン先について感じたことをまとめました。(写真とペン先の順序が違っていて申し訳ありません。また、写真の文字は2mm幅で書いています。)
Gillott 290 ペン先の「しなり」はあるので、ラインの細い、太いは出る。全体的に細いので、3mm幅で書くのは少ししんどい。
Hunt 100 「しなり」はあるので、ラインの細い、太いは出る。Gillott 290 より若干太い。
Hunt 103 「しなり」はあるので、ラインの細い、太いは出る。Hunt 100 より太く、3mm幅でも書ける。
Brause 513 「しなり」はあまりないので、細い、太いは少し出にくい。次に書く、Hiro700 に比べると、細い、太いの差は出る。「しなり」がない分、コントロールはしやすい。ヘアーラインも細いが、ダウンストローク(太い線)も細い。
Hiro 700 「しなり」はあまりないので、細い、太いは出にくい。「しなり」がない分、コントロールはしやすい。全体的に太く、文字が小さい場合、細い、太いの差はあまり出ない。
Principal, Hunt 101 ペン先が「摩耗」していない状態なら書けるが、2mm幅ではやはりしんどい?太めのダウンストロークも味がありますが…。
小さな文字が書けるペン先だけに、先端がデリケートでやさしく扱うことが大事です。今回は、Hunt100とBrause513が、引っかかりも少なく、インクの出もよかったのでスムーズに書けましたが、以前の私のメモでは全く逆で、どちらのペン先も、ひっかかりが多い、インクの出が悪い、もろいと評価は低いものでした。その時々の自分の状態もありますし、ペン先のコントロールができないうちに評価したかもしれません。またペン先の中には、すぐにダメになるものもあります。
何種類かのペン先について書きましたが、これは私自身の感想で、書き手によってその感覚は違います。用途により、自分に合うペン先を見つけたいですね。
2024年5月13日月曜日
平筆ローマンキャピタルのワークショップ
皆さんこんにちは。レギュラークラス講師の清水裕子です。
SLA(スタジオレターアーツ)では、時々、通常の定期的なレッスンとは別に、受講者のみを対象にワークショップを行っています。平筆のローマンキャピタルも、レギュラークラス受講者を対象に2023年春、今年春と2回開催しました。
講師のデモンストレーション |
毎回のワークショップでは、受講される方々の集中力と根気とに深く感銘を受けています。私もまだまだ道半ばですが、自分が二度John Stevensから習ったことを(自分なりに咀嚼した上でですが)受け渡していかねばと思い、教え始めました。来年からは門戸を広げ、外の広い会場で開催していきたいと思っています。今秋にはお知らせします。
2024年4月22日月曜日
金泥を使って
作品に使うときは他の色よりも先に金泥を塗って、乾いたら磨きます。
金泥練りは時間のかかる作業ですが、自分で練った金泥がきれいに光ったときはとても嬉しいものです。
2024年4月6日土曜日
画材をしる
こんにちは、レギュラークラス講師の清水裕子です。
今日は画材のお話を。
こちらのレッスンでは、スタジオに用意してあるガッシュか墨(擦るor墨汁)を利用して練習されている方がほとんどで、普段の練習から作品製作時と同じ状態で書いてもらうようにしています。色に関しては、色のガッシュを使ってもらっていますが、時折、何かのきっかけで彩墨もご紹介しています。押しつけにならないように気をつけつつ体験してもらい、こういう選択肢もありますよと。
私自身、もう何年も、黒も色ももっぱら墨を使っているので、スタジオには色の墨がいくつもあるのです。皆さんには、書く時の快適さはもちろんのこと、安全性や、作品になった後々の耐久性(耐光性)のことなども考えつつ、各自で選んでもらえたらと思っています。この日は、入手されたガッシュのセットをフルに使って練習されてきた方のシートに大いに刺激を受け、彩墨の話へと発展したのでした。2024年3月23日土曜日
小さな文字
ポインテッドペンクラス講師の東井です。
レッスンでは、5ミリか6ミリ幅の罫線で文字を書いてもらっています。作品制作になりますと、文章の量にもよりますが、本文は3ミリ、4ミリ幅で(もちろんもっと小さいサイズで書く時もあります)、作者名は2ミリ幅くらいで書く場合もあります。5ミリあるいは6ミリ幅から、いきなり2ミリ、3ミリ幅で書くのは、ペンと手のコントロールが難しく、文字幅を徐々に小さくしていくようにお話ししています。5ミリから4.5ミリ、4ミリという風に、罫線を少しずつ縮小コピーして書いていきます。文字の大きさに慣れることが、まず第一です。
次回は小さな文字を書くペン先についてお話したいと思います。
2024年2月27日火曜日
金泥練り
写本装飾クラス担当の小川百合です。
写本装飾クラスのカリキュラムの中に金泥を使うものがあります。金泥は販売されている金泥にガムアラビックを加えて更に細かな粒子になるように自分で練ったものを使います。
1時間ほど練ります。指がつりそうになります・・・
2024年2月10日土曜日
新たな一歩
こんにちは。レギュラークラス講師の清水裕子です。
先日のクリティーク時に貼られていたシートのひとつです。これを書かれた方は、しばらく取り組まれていたことに区切りが付き、次に挑戦したいことを試して持って来られました。これまでの積み重ねや経験が多くある方です。トラディショナルな書体をどのようにしたいと考えておられるのか、ご本人の説明をお聞きしました。ご自分の中にあるイメージをこうして具体的に書いてシェアしてもらえると、私もアドバイス、お手伝いがしやすくなります。進展のさせ方を少し提案しました。ここからどんな道を通ってどんな風に展開し、どこに着地されるでしょうね。その過程の様々な「景色」を楽しんでもらえたらと願っています。
2024年1月28日日曜日
2024年1月14日日曜日
2024年のレッスン開始
明けましておめでとうございます。松の内ギリギリですね。
当スタジオの主宰、レギュラークラス講師の清水裕子です。
被災された方々の安全と安心、そして1日も早い生活基盤の復旧をお祈りすると共に、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。日本で暮らす限り、「明日は我が身」と心しておかねばならないのだと、あらためて思っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。