写本装飾クラスの小川です。
前回は金泥練りをご紹介しました。上澄みの水を捨ててしっかりと乾かした金泥は次のレッスンで製作者にお渡しします。
作品に使うときは他の色よりも先に金泥を塗って、乾いたら磨きます。
金泥練りは時間のかかる作業ですが、自分で練った金泥がきれいに光ったときはとても嬉しいものです。
クラスの中を覗いていただけるページです。クラスの様子やできごと、受講生の制作物をご紹介していきます。
作品に使うときは他の色よりも先に金泥を塗って、乾いたら磨きます。
金泥練りは時間のかかる作業ですが、自分で練った金泥がきれいに光ったときはとても嬉しいものです。
こんにちは、レギュラークラス講師の清水裕子です。
今日は画材のお話を。
こちらのレッスンでは、スタジオに用意してあるガッシュか墨(擦るor墨汁)を利用して練習されている方がほとんどで、普段の練習から作品製作時と同じ状態で書いてもらうようにしています。色に関しては、色のガッシュを使ってもらっていますが、時折、何かのきっかけで彩墨もご紹介しています。押しつけにならないように気をつけつつ体験してもらい、こういう選択肢もありますよと。
私自身、もう何年も、黒も色ももっぱら墨を使っているので、スタジオには色の墨がいくつもあるのです。皆さんには、書く時の快適さはもちろんのこと、安全性や、作品になった後々の耐久性(耐光性)のことなども考えつつ、各自で選んでもらえたらと思っています。この日は、入手されたガッシュのセットをフルに使って練習されてきた方のシートに大いに刺激を受け、彩墨の話へと発展したのでした。ポインテッドペンクラス講師の東井です。
レッスンでは、5ミリか6ミリ幅の罫線で文字を書いてもらっています。作品制作になりますと、文章の量にもよりますが、本文は3ミリ、4ミリ幅で(もちろんもっと小さいサイズで書く時もあります)、作者名は2ミリ幅くらいで書く場合もあります。5ミリあるいは6ミリ幅から、いきなり2ミリ、3ミリ幅で書くのは、ペンと手のコントロールが難しく、文字幅を徐々に小さくしていくようにお話ししています。5ミリから4.5ミリ、4ミリという風に、罫線を少しずつ縮小コピーして書いていきます。文字の大きさに慣れることが、まず第一です。
次回は小さな文字を書くペン先についてお話したいと思います。
写本装飾クラス担当の小川百合です。
写本装飾クラスのカリキュラムの中に金泥を使うものがあります。金泥は販売されている金泥にガムアラビックを加えて更に細かな粒子になるように自分で練ったものを使います。
1時間ほど練ります。指がつりそうになります・・・
こんにちは。レギュラークラス講師の清水裕子です。
先日のクリティーク時に貼られていたシートのひとつです。これを書かれた方は、しばらく取り組まれていたことに区切りが付き、次に挑戦したいことを試して持って来られました。これまでの積み重ねや経験が多くある方です。ポインテッドペンクラスの東井です。
今年は当スタジオの作品展イヤーです。スペンセリアン体で出展予定の生徒さんも何人かおられます。大文字の華やかさが美しいオーナメンタルのスペンセリアン体。作品でその華やかさをいかすには…。
明けましておめでとうございます。松の内ギリギリですね。
当スタジオの主宰、レギュラークラス講師の清水裕子です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。