クラスの中を覗いていただけるページです。クラスの様子やできごと、受講生の制作物をご紹介していきます。

2023年4月30日日曜日

平筆ローマンのワークショップ1回目

こんにちは。レギュラークラス担当の清水裕子です。

今回は、今週スタートした平筆ローマンのワークショップについてのお話です。

平筆ローマンを教えるのはこれが初めてで、今回は当スタジオのレギュラークラス受講者のみを対象にしています。3日間のコースをそれぞれ2、3週間あけて行うスケジュールで、平日と週末の2クラス、各クラス4名ずつです。

最初はサンセリフの「I」から

1回目は、まずサンセリフで「I」の練習から始め、セリフを付けた「I」へ、そして縦線と横線だけの文字を紹介していき、最後に「T」と、その書き方と関連した「Z」を紹介して、次回の斜線文字へ予告的につなげて終わりました。

椅子にスチレンブロックを置き、座面を高くして書いてもらっています。

参加者は、平筆で文字を書いたことのある経験者からほぼ初めての方まで様々です。皆さん平筆の扱いに苦戦されていましたが、一日が終わる頃には少しずつ理解が深まっている様子が見て取れました。2回目は3週間後です。私が書く手元を撮った動画もネットにアップしてご覧いただける様にしました。それを参考に復習して2回目に臨んでもらえたらと思っています。

講師のデモンストレーション机。立って書いています。

今回はスタジオでの少人数の開催ですが、この先、大きな会場で一般の方にもご参加いただける機会を作りたいと思っています。



2023年4月16日日曜日

久しぶりの満席状態

こんにちは。写本装飾クラス担当小川百合です。

ようやくコロナが落ち着き、クラスの受け入れ人数を増やすことが可能になり、以前よりも振替や追加受講のご希望に沿うことができるようになりました。
この日は小川が説明で席に着くと満席状態。手前のテーブルにはケルトの装飾を勉強中の方に座っていただきました。
している作業はみなさん違うのですが、他の方の作業や作品を見ることもいい勉強になると思います。
 

2023年4月1日土曜日

閲覧・観察も学習なり

こんにちは。レギュラークラス講師の清水です。
今回は、本や資料の閲覧についてお話します。

ベルギーのカリグラファー、ユルゲン・ヴェルケムストのワークショップ用資料を3冊にまとめたブック。実物大のA3サイズ。

スタジオにはカリグラフィー関係の本を中心に、文字関係の資料が沢山あります。一般の本屋さんで買えない、クラウドファンディングでできた本やアーティストが独自に作って販売しているものもあり、レッスン時で紹介するようにしています。

文字のドローイング・ワークショップの資料。鉛筆やファインライナーで描かれており、1ミリ程度の文字から大きな文字まで。スタイルも様々。線が美しく、テクスチャーも楽しめる。

レッスン中にじっくり本を見るか文字を書くかの選択は悩ましいところだと思いますが、見ること、観察することも大事な学習方法のひとつです。最終的には手を動かして身体で覚えねばならないことは言うまでもありませんが、このスタジオにある本を最大限有効活用して、それぞれの上達を目指してもらえたらと思っています。

ご覧になる皆さん。どなたもページをめくりながら驚きの連続です。