スタジオレターアーツのレギュラークラスでは、毎回レッスンの始めに各自の宿題シートを壁に貼り、クラス全員で見る「クリティーク」を行っています。離れたところから見てみると、文字の細かい部分ではなく全体を観察することができます。では、遠目に見た際に何を見ていくのでしょうか?そのひとつは文字内・字間・単語間・行間などスペーシング(スペースの取り方)です。クリティークでは、まず書いた本人に説明や気がついた点、疑問点などを話してもらい、それについて講師が話すだけでなく他の受講者にも意見を聞いてみます。誰かの疑問は他の人の疑問であることも多いのです。クリティーク後に切り貼りでスペーシングの改善実験をして、また他の人にも見てもらったり…。
こういったクリティークは批判ではなく、講師を含め、そこにいる全員がニュートラルな視点で「美」に対する眼識を磨いていくための機会になっています。
左下:家で書いてきたもの 左上:書いたものをコピーし、切り貼りしたもの 右:さらに調整したもの 行間と単語間のバランスを整えるだけで、これだけ見え方が変化します。 |
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