ペンニブの調子
こんにちは。レギュラークラス担当の清水裕子です。
レッスン時に生徒さんのペンの調子をチェックする機会がよくあります。生徒さんから頼まれる場合と、生徒さんの席でその方のペンを使ってデモンストレーションをする際に「アレ?何だか変」と思ってチェックする場合と、です。生徒さん自身は、ペンニブの調子が多少変でも「こんなものなのだろうと」気付かないこともあるでしょう。だいたいは、砥石(アーカンソー・ストーン)であぁだこうだと調整すると、直るかマシな状態になります。
2種類のアーカンソー・ストーンと拡大鏡
先日、生徒さんのペンニブの調子を確認していたところ、不良品ぽいペンニブだったというケースがありました。
本来なら中心にはいっているはずのスリット(インクがペン先へとつたってくる縦の切れ目)の位置が少しずれているのです。これは直しようがありませんし、思うように書けません。10年に一度くらいの頻度でこういう変わり種と出会います。ペンニブの調整が自分でできると、書く腕もあがる?かもしれませんね。
| (比較として、サイズは違いますが)正常な状態のニブ |