クラスの中を覗いていただけるページです。クラスの様子やできごと、受講生の制作物をご紹介していきます。

2024年6月23日日曜日

スタジオ案内カードのリニューアル

こんにちは、スタジオ主宰者の清水裕子です。

今のスタジオでレッスンを始めたのが2008年5月。スタジオ レターアーツでのレッスンも6月から16年目に入りました。15年間使っていたスタジオ案内カードが一昨年の作品展の時にゼロになって1年半。ようやく新たな案内カードができあがりました。以前の、折り畳んだ渋いカードから、明るくて楽しげなカードにガラッと変身です。

左から、ポインテッドペンクラス、レギュラークラス、写本装飾クラスの案内。手前はそれぞれの裏面
 

 デザインをしてくださったすみ かずき さん(SHARELOCAL*)が、3つあるクラスそれぞれ別にするのはどうでしょう?講師の特徴をフルに取り入れたものにしてみるのはどうでしょう?と、アイデアをどんどんと形にして見せてくださり、素敵な栞のようなカードになりました。

 講師が選んだ引用句がそれぞれに入っています。それも含め、このスタジオらしい案内になったと思います。何かの機会に、ぜひ手に取ってご覧ください。 

*SHARELOCAL https://sharelocal.jp/about/



2024年6月8日土曜日

ウェイトを変えてみると・・

こんにちは。レギュラークラス講師の清水裕子です。
今回は文字のウェイトの話を少し。

ローマンキャピタルを習得中の生徒さんがウェイトを変えて書く試みをなさっており、これは、実験的な練習シートをお家で完成させて持って来られたものです。

大きな文字の高さは15mm。スピードボールC-1からC-4までを使われていますね。小さな文字は6~7mmや5mmなどの高さ表記があり、同じくC-3からC-5が使われています。

書体はそれぞれに標準的なウェイトというのがありますが、ウェイトに変化をつけて書くことも応用としては必要です。ウェイトを使い分けることで文字の線自体の表情が変化したり、書かれた言葉が発する(音なき)声が変化したりします(するように感じます)。また作品全体にコントラストができるので、面白さという点でもより良いものが期待できます。

この生徒さんは、この実験的な練習をしながら、より重たいウェイト(ヘビーウェイト)の文字にグッときたとおっしゃっていました。結果も大事ですが、過程で感じられること、得られることが、私たちカリグラファーにとっての宝となります。良い実験ができましたね。