ポインテッドペンクラス講師の東井です。
各々のペン先について感じたことをまとめました。(写真とペン先の順序が違っていて申し訳ありません。また、写真の文字は2mm幅で書いています。)
Gillott 290 ペン先の「しなり」はあるので、ラインの細い、太いは出る。全体的に細いので、3mm幅で書くのは少ししんどい。
Hunt 100 「しなり」はあるので、ラインの細い、太いは出る。Gillott 290 より若干太い。
Hunt 103 「しなり」はあるので、ラインの細い、太いは出る。Hunt 100 より太く、3mm幅でも書ける。
Brause 513 「しなり」はあまりないので、細い、太いは少し出にくい。次に書く、Hiro700 に比べると、細い、太いの差は出る。「しなり」がない分、コントロールはしやすい。ヘアーラインも細いが、ダウンストローク(太い線)も細い。
Hiro 700 「しなり」はあまりないので、細い、太いは出にくい。「しなり」がない分、コントロールはしやすい。全体的に太く、文字が小さい場合、細い、太いの差はあまり出ない。
Principal, Hunt 101 ペン先が「摩耗」していない状態なら書けるが、2mm幅ではやはりしんどい?太めのダウンストロークも味がありますが…。
小さな文字が書けるペン先だけに、先端がデリケートでやさしく扱うことが大事です。今回は、Hunt100とBrause513が、引っかかりも少なく、インクの出もよかったのでスムーズに書けましたが、以前の私のメモでは全く逆で、どちらのペン先も、ひっかかりが多い、インクの出が悪い、もろいと評価は低いものでした。その時々の自分の状態もありますし、ペン先のコントロールができないうちに評価したかもしれません。またペン先の中には、すぐにダメになるものもあります。
何種類かのペン先について書きましたが、これは私自身の感想で、書き手によってその感覚は違います。用途により、自分に合うペン先を見つけたいですね。